春から秋にかけて楽しめる渓流釣り。
地域差はありますが主なターゲットとしては、ヤマメ・アマゴ・イワナの3種です。
しかし、九州で釣れる渓流魚はヤマメまたはアマゴ。
イワナは九州では釣れないと言われています。
今回はなぜ九州からイワナがいなくなったのか、地元の人しか知らない九州でも実はイワナの生息するエリアを紹介します。
なぜ九州からイワナはいなくなったのか。

イワナは主に山奥の源流を住処としてします。
冷水を好む魚で主に北海道〜中部地方に多く生息しています。
九州にイワナが生息していない主な理由がこの「冷水を好む」という特徴です。
九州や四国は比較的水温が高く、イワナの生息には向いていません。
そのため九州はイワナは定着しづらい環境になっています。
九州には全くイワナがいないのか?
基本的に九州にはイワナがいないとされています。
しかし、実は九州にもイワナが生息していることが地元の釣り師の間では知られています。
詳細な場所は伏せますが、九州でイワナの生息が確認されているエリアを紹介します。
九州脊梁山地

九州脊梁(せきりょう)は九州の中央部、熊本県と宮崎県の県境を南北に貫く山地です。
ここは九州の主要河川の源流域になっており、知る人ぞ知る九州イワナの生息域の一つです。
特に西九州を流れる球磨川水系、東九州を流れる耳川水系の源流域での釣果が報告されています。
山域は非常に山深く、最も高い箇所では標高1700mとまさに九州の水源地となっています。
祖母傾山系

大分県と宮崎県の県境に位置する祖母傾山系も九州でイワナが生息するエリアです。
ここは大分県を流れる大野川水系、宮崎県を流れる五ヶ瀬川水系の源流域となっています。
こちらも九州脊梁と同じく標高は1700mを超え、夏でも冷涼な水が流れることで、九州では数少ないイワナの生息域です。
九州イワナの正体とは?

九州では数少ないイワナの生息するエリアを紹介しました。
そこで釣れるほとんどのイワナが「ニッコウイワナ」と言われています。
ニッコウイワナは中国地方から東北地方の本州に生息するイワナで、九州に生息するイワナのほとんどが本州から持ち込まれた個体の子孫と言われています。
しかし、九州でも祖母傾山系を中心に古来よりイワナが生息していたと語る地元の人もいます。
この祖母傾山系では九州で最後のクマの目撃や、ニホンオオカミの最後の姿とされるものまで目撃されています。
祖母傾山系には古くからの自然が残されており、純粋な九州イワナが現存している可能性があるのではないでしょうか。
さいごに
九州イワナの研究は近年も進められています。
幻とされている九州イワナが発見される日もそう遠くないのかもしれません。
今回は九州ではあまり知られていない、イワナについて紹介しました。
九州に棲むイワナにあなたも会ってみませんか?
