クマ出没やSNSの発信などで注目度が増している狩猟。

「わな猟免許を取りたいけど、何から始めればいいかわからない」

狩猟免許の申し込み方法は自治体ごとに案内が異なり、ホームページを見ても流れが分かりにくいことがあります。

私自身も最初は何を準備すればいいか分からず戸惑いました。

そこで今回は、実際にわな猟免許を取得した経験をもとに、申し込みから合格までの流れを初心者向けに分かりやすく解説します。

 

わな猟免許とは?


まずは狩猟免許の概要から紹介します。

狩猟免許は4つの区分にわかれます。

網猟免許:網を使いカモなどの鳥類やウサギを捕獲するための免許

わな猟免許:はこわなやくくりわなを使い小型〜大型の獣を捕獲するための免許(鳥類の捕獲は不可)

第一種猟銃免許:装薬銃や空気銃を使い獣や鳥類を捕獲するための免許

第二種猟銃免許:空気銃を使い獣や鳥類を捕獲するための免許

今回紹介するわな猟免許はわなを使い獣を捕獲することができる免許です。

それでは具体的に免許取得までの流れを解説します。

 

まずは居住都道府県のホームページを確認


各都道府県にてばらつきはありますが、4月ごろに狩猟免許試験に関する情報が掲載されます。

「都道府県名 狩猟免許試験」で検索すると見つかります。

ホームページには試験日程や提出書類が記載されています。

しかし、文字が中心で私自身はとてもわかりにくい印象でした。(ホームページ上のみで全てを理解するのはほぼ無理です)

そのため、ホームページ内にある「初心者講習会」に関する箇所をまずは確認してください。

 

初心者講習会の連絡先に問い合わせ


ホームページには初心者講習会の情報として各地区を担当する猟友会(鉄砲店等)の連絡先が掲載されています。

まずは自分の住む地域の連絡先に連絡し、「今度わな猟免許の取得を考えており、初心者講習会を受けたいです」と伝えてください。

なぜ最初に連絡をするかというと、各猟友会で試験申し込みの取りまとめをしているケースがあります。

私の場合には連絡をすると、まずは〇月〇日までにこの書類を猟友会(鉄砲店)にもってきてくださいと案内してもらい、申し込みを猟友会で行ってもらいました。

ネットの情報だけで自分で手続きをするのはかなり不安があるため、猟友会で申し込みを取りまとめていない場合でも、一度問い合わせをしてみることがおすすめです。

 

受験申込の手続き


次は受験申込のための書類を準備します。

準備が必要なものは下記です。(地域差がある場合もあるため必ず該当地域で確認してください)

①申込手数料:各都道府県の収入証紙

②医師の診断書:6か月以内に発行された医師の診断書

③住民票:6か月以内に発行されたもの

④返信用の切手

私の場合は上記を揃え猟友会に提出し、申込手続きを行っていただきました。

医師の診断書の取得については、「自分の住む地域 狩猟免許 診断書」などで検索し、病院へ「わな猟免許を受験するが、診断書を書いてもらえますか?」と問い合わせをしてみてください。

また、「受験票」については上記書類を提出後、試験が近づくと郵送されます。

 

試験対策テキストの購入と初心者講習会への参加


申込手続きが完了した後は、試験に向けた勉強の開始です。

試験対策にあたりまずは教本と試験例題集を購入いただくのがおすすです。

この2つは猟友会等で購入が可能ですので、受験申込や問い合わせの際にあわせて聞いてみてください。

基本的には教本で内容を学習し、試験例題集を繰り返し解きます。

また、各地区で開催される初心者講習会は必ず参加しましょう。

初心者講習会では教本と例題集を使った筆記試験、鳥獣判別、わな判別、わなの架設について学習できます。

実際のわなを触れる機会は初心者講習会しかないため、必ず参加するようにしましょう。

わなの写真や架設時の動画を撮っておくことで、試験までの復習にも使えます

 

わな猟免許の試験範囲


ここでわな猟免許の試験範囲を紹介します。

この試験範囲もわかりづらく試験まで不安になるポイントです。

わな猟免許では下記が出題範囲になります。

①知識試験:法令、猟具の構造や取り扱い、鳥獣の形態や生態、鳥獣保護に関する知識について出題されます。

②適性試験:視力や聴力、運動能力についての試験です。

③技能試験:絵を見ての鳥獣の判別、合法のわなと違法わなの判別、わなの架設の3点についての試験です。

特に不安な点は「知識試験は範囲を勉強すべきか」「技能試験では何のわなが試験で使用されるか」が特にわかりづらい点です。

まず知識試験の範囲については、基本的にに網猟、わな猟、銃猟問わず共通の内容が出題されます。

しかし、猟具の構造や取り扱いのみ該当の免許のものが出題されるため、わな猟の場合にはわなの構造や取り扱いについて学習してください。

技能試験で使用されるわなについては、初心者講習会で確認することをおすすめします。

合法わなと違法わなの判別は、くくりわな、はこわな、筒式イタチ捕獲器(ストッパーの有/無)、はこおとし(さんの有/無)、とらばさみが出題されます。

わなの架設は私の地域でははこわなが使用されました。

どのわなが使用されるかは地域差がある可能性があります。

私の場合は初心者講習会で架設に使用されるわなを教えてもらったため、初心者講習会の際には必ず確認しましょう。

 

いよいよ試験本番


各試験について学習を進め、いよいよ試験本番です。

試験前の準備としては下記を行ってください。

①受験票の受取:試験が近づくと郵送されてきます

②証明写真の撮影:6か月以内に撮影したもの

③受験票への写真の貼り付け

試験当日には受験票とテキストをもって試験会場へ行きましょう。

試験は午前中に筆記試験+筆記試験の合格発表、午後に適性試験+技能試験になります。

筆記試験の合格者のみ午後の試験へ進む形となります。

時間はたっぷりあるので落ち着いて回答しましょう。

 

合格発表と狩猟免状の受け取り


受験後、合格発表は約半月後に各都道府県のホームページに合格者の受験番号が掲載されます。

合格発表から半月ほど経つと狩猟免状が郵送され、晴れて免許取得となります!

 

まとめ


ここまでわな猟免許取得までの流れについて紹介しました。

試験自体の難易度はそこまで高くありませんが、提出書類や出題範囲がイマイチわかりづらい点がハードルを高めています。

そのため、まずは自分の地区を管轄している猟友会に問い合わせてみる、初心者講習会を受けることがおすすめです。

皆様も免許を取得して狩猟ライフを始めてみてはいかがでしょうか。

 

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筆者の紹介


九州の源流域を歩きながら、
「九州にイワナは生息しているのか」
「大滝の上に魚はいるのか」
「情報の全くない沢に渓魚が棲んでいるのか」

そんなことを検証しながら源流山行をしています。

普段はnoteで、
沢を釣りながら源流の山頂をめざす源流登山
の記録を掲載しています。

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